11月に始まる首都圏の小学校受験、本番直前ですね。
この記事はこれから小学校受験準備を始めるかどうか迷っている方に向けて書いています。
書いている人
オバちん
アラフィフ元フルタイムワーママ。夫婦ともに普通の会社員+公立保育園育ちの娘の3人家族で東京に住んでます。2010年生まれの娘は受験を経て私立小学校を無事卒業、系列中学に進学。
保育園児は小学校受験で不利ではない!
結論からいうと、保育園児だからといって小学校受験でただちに不利になることはありません。私立小学校はその学校の校風や理念に沿うお子様、ご家庭を求めています。あなたのお子様、ご家庭がその学校の求める児童像、家庭像に合致していれば、出身に関係なく合格します。
娘も0歳から6歳で卒園するまで保育園児ですが、5校受験し第1志望校含む4校に合格しました。
そうはいっても
「お受験に強いブランド幼稚園出身じゃないと不利」
「母親が働いていると不利」
といったことを聞いたりすることありますよね。それってどうしてなんでしょうか。
保育園児が小学校受験に不利と言われがちな理由
- お行儀の訓練ができていないイメージ
保育園は、家庭で保育できない人が子供の安全を担保するために預けるところ。ゆえに保育内容にお勉強系カリキュラムがない。あってもごくわずか。読み書き以前に座って静かにお話を聞くなど、受験に必要なお行儀の訓練が出来ていないと思われがち。 - 家庭での丁寧なかかわりが不足しているイメージ
両親(とくに母親)が子供と関わる時間が短いため、家庭で丁寧にしつけられていないと思われがち。 - 保育園以外の活動経験が不足しているイメージ
とにかく忙しい共働き家庭。保育園に通いながら、いろいろ習い事を掛け持ちしたりは時間的に難しいため、保育園生活以外の活動経験が不足していると思われがち。
…実際にお子様を保育園に通わせている方は「そんなことはない!ひどい偏見!」と思われることでしょう。忙しく働きながら、時に後ろ髪引かれる思いで保育園に子供を預け、愛情いっぱいに育てているのに!保育園ではお友達や先生に囲まれて、すくすく育っているのに!
私も心外です。悲しくなりますよね…。
しかし、専業主婦家庭が多数を占める小学校受験界隈のせまーい世間のイメージって案外こんな感じかもと、実感しています。
(実際、私はよく知らない幼稚園児ママから「保育園の子って、なんか赤ちゃんって感じですよね」って言われて目が点になり、闘志に火がついたことがあります。)
でも、私は、
保育園育ちのお子様は小学校受験に必要な素養を自然と身に着けている=むしろ有利!と思っています。
保育園児が小学校受験に不利じゃない理由
乳児期から母子分離が当たり前、朝から夕方(場合によっては夜)までプロの保育士さんに保育園でしっかりと育ててもらったお子様は往々にして自立心が旺盛です。
なんでも自分でやろうとする姿勢は小学校受験において大切な要素です。
保育園に朝から夕方~夜まで、おおむね一日10時間以上も滞在している間、お子様はお友達と体を使った遊びをしたり、絵を描いたり、ごっこ遊びをしたり、絵本を読んだりと様々な遊びをします。自宅にいたらスマホやゲームやテレビで過ごしてしまう時間を、アナログな遊びで過ごしているのは脳への良い刺激になっているはずです。
習い事で与えられたアクティビティではなく、遊びそのものの体験、遊びを通じて学んだ友達との関わり方は小学校受験で必ず役に立ちます。
保護者が仕事をしている間、お子様を預ける保育園。当然、朝は早起きをして登園し、夕方~夜のお迎えまで園内で規則正しく生活します。昼食(場合によっては夕食も)は給食を食べているため栄養バランスもばっちり。お昼寝時間も確保されています。
夏休みなどの長期休暇もないため、ダラダラ過ごすことがなく、規則正しい生活によって体力がつきます。体力は小学校受験においてかなり重要です。
まとめ
まとめ
- 保育園児が小学校受験に不利だというのは単なるイメージ!
- むしろ、保育園育ちのお子様は小学校受験で重要な要素である
自立心、遊び体験、体力 が身についている!
実際に小学校受験を決意したら、相応の準備が必要です。忙しく共働きしながら、お子様が合格するまでサポートするのは決して楽な道ではありません。受験生といってもまだ5~6歳の幼児です。小学校受験においては、お子様の頑張りにもまして、両親がいかにそのサポートをできるか、がかなり重要です。
共働きは、時間の余裕がないため、お子様をサポートする時間(と心の余裕)のねん出が最大の課題。専業主婦(夫)のお母さん(お父さん)が手取り足取りサポートできるご家庭と比較して、その点は不利だと言わざるえません。
ただ、
夫婦ともフルタイムで共働きしながら、小学校受験に挑むのは大変だけど全然無理ではない!
ということを言いたくてこの記事を書きました。
手間暇かかるけれど、何かと莫大なお金も飛んでいく小学校受験。やると決めたら、ダブルインカムの強みも発揮できます。
お子様が私立小学校に進学したら、
- 家庭の教育方針にあった小学校生活を送れる
- 中学受験を回避して、趣味やスポーツに打ち込める
- 努力して入学したお友達ばかりなので、よい刺激を受ける
などなど、メリットがいっぱい。
何よりお子様の将来のために、
目指したい小学校があったら挑戦してみる価値は存分にあります。